携帯端末による高速インターネット接続、サービス普及の鍵は広告収入

関連写真画像 1枚・カナダの情報機器メーカーが日本で発売した多機能携帯端末「ブラックベリー(Black Berry)8707h」(2007年7月17日撮影)。(c)AFP/Toru YAMANAKA

【11月16日 AFP】スマートフォンと呼ばれる多機能携帯端末の登場で、利用者は手のひら上でインターネット接続、音楽や動画のダウンロード・再生が可能になったが、こうした端末の技術が最大限の可能性を発揮するには広告料収入の拡大が不可欠だ。

 マサチューセッツ(Massachusetts)州ボストン(Boston)で開かれた、携帯電話機メーカーや携帯電話サービス事業者の会合「モバイル・インターネット・ワールド(Mobile Internet World)」では、いまから5年後には携帯端末で支払いやニュース購読、情報交換を行えるとの将来予測が示された。

■2011年には5台に1台がスマートフォンに

 現在、携帯電話からネットに接続する利用者は非常に少なく、IT調査・コンサルティング会社ヤンキーグループ(Yankee Group)によるとネット利用者全体のわずか9%に過ぎない。しかし別の調査会社IDCは、2011年には新規販売される携帯電話5台のうち1台はスマートフォンになると予測する。

 全世界の携帯電話の普及台数は30億台で、コンピューターの3倍となっている。携帯電話からのネット接続は時間がかかる場合も多いが、改良されつつある。

 携帯ブラウザで知られるAccessの大石清恭マーケティング本部長によると、2013年には10億人が高速インターネット接続にアクセスできるという。特定の業者や機器に限定されない、操作が容易なインターフェースやシステムの構築など、利用者はよりよいサービスを求めるだろう。

■広告料収入がサービス普及のカギ

 しかし業界には利益が必要だ。コンサルティング会社モニター・グループ(Monitor Group)のアンドルー・ベルト(Andrew Belt)氏は「広告、売買がすべてを進行させる経済的原動力となる」と語る。

 今のところ、電子メールサービスの利用、着信音のダウンロード、テレビゲームショーの投票などサービス事業者の収入はサービス利用料が中心になっている。

 しかし専門家は、携帯インターネット時代の分け前に預かるには、サービス普及のための広告料収入が不可欠だと指摘する。

 IT関連調査会社eMarketerは、2011年の携帯広告収入は現在の10倍、160億ドル(約1兆8000億円)に上ると試算している。(c)AFP/Laurence Benhamou



posted by 携帯記憶〜携帯電話やメディア at 14:43 | 携帯・メール
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